禁煙外来の受診スケジュールと禁煙治療薬

「禁煙なんていつでもできる」「禁煙なんて簡単さ、何度もやった」禁煙を安易にとらえる言葉はたくさんあります。ところがいざ真剣に禁煙しようとすると生半可な意志では通用しないことを思い知らされます。せめて煙草の本数を徐々に減らそうとしても、深く吸ってしまうため血液中のニコチン濃度は下がらないことも判明しています。安易に吸い始めてしまう煙草ですが、ニコチンの依存性はとても強いものです。禁煙は意志の問題ではありません。ニコチン依存症という病気なのだという認識を持たなければなりません。現在、禁煙外来という禁煙治療が健康保険適用で受けられるようになりました。禁煙外来は12週間で5回の診察を受けるスケジュールになります。はじめに健康保険等で治療が受けられるニコチン依存症であるかをチェックします。ただし過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは自由診療となります。診察では、禁煙治療薬の処方を受けたり、息の中の有害物質の一酸化炭素の濃度を測定したり、医師に禁煙状況に応じたアドバイスをしてもらいます。禁煙治療薬にはニコチンガム、ニコチンパッチと飲み薬があります。ニコチンガムとニコチンパッチにはニコチンが含まれていて、禁断症状を一時的に抑えながら徐々に量を減らして完全禁煙を目指します。飲み薬にはニコチンは含まれていませんが、ニコチン切れ症状を軽くするだけでなく、喫煙の満足感を阻害させる効果があります。医師にアドバイスされながら禁煙治療薬を使うことによって禁煙の成功率は高くなっています。スケジュール通り禁煙外来を受信した場合の成功率は78.5%といわれています。治療を中断しないでスケジュール通り完了した方が継続率も高くなっています。